2009/07/22

砂の島 - Fraser Island - Queensland, Australia

大陸の岩盤は長年の侵食により、やがて砂となり川で海へと運ばれる。
海へ吐き出された砂は、今度は波によって海岸沿いにその居場所を振り分けられる。

そうして運ばれた砂が溜まりに溜まって、巨大な島となったのが、オーストラリア東岸のフレーザー島だ。
砂の島としては、世界でいちばん大きい。

通常、砂嘴(さし)と言えば、河口の辺りに数百メートル、あるいはせいぜい数キロメートル程度に渡って延びた砂の堆積する場所のことを言う。
それに比べると、この砂島の規模は100kmを超え、とてつもなく大きい。飛行機からでも、その全体像は望めないだろう。

どれだけ大量の砂が、どれだけの時間をかけて溜まり、この島を形成したのだろうか。

ちなみにこの島はグレート・サンディ国立公園として世界遺産に登録されている。
このネーミングは、日本語訳で「壮大な砂の公園」、とでもなるだろうか。
なかなかわかりやすくて良いかもしれない。

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