![](https://lh3.googleusercontent.com/blogger_img_proxy/AEn0k_vNcgBQez4r0WKKzIVrB21sZCwSwKVLEesadHpgIRDhCtwGer1hoSG_qL-Abg4k_kR_-uAanSs97L0YqE5d6mcUMYFJRxyzgirm9Q_hUMKl_l2u1yfGWVclG4hXEMagK8irxXg_tHG10J6jNP5pUIdsra-qUz__FzMHv6tGkEz85yT9=s0-d)
大昔に山に降り積もった雪が、悠久の時を経て流れ下るものを氷河という。
一方、「岩石氷河」というのは、氷河とは異なり、氷ではなく「岩」が主役だ。
山の斜面を埋める落石。この内部には、夏でも融けない氷が隠れており、それは徐々に動いて岩とともに斜面を下る。
とくにここは北向きの斜面。陽が当らず、真夏でも雪が残っている。
スイスアルプスの山の上。
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岩の塊の上に立つと、その大きさに改めて驚く。
これらの岩は、年間数センチ〜数メートルといった速さで斜面を徐々に下る。
全体として舌状の地形を呈しながら、先端部の岩々は動きを止め、表面には皺が寄る。
目に見えない、しかし実は見えている——少なくともそのスナップショットは——地面の動き。
そしてそれ以上に速いのが気候の変化。
ギザギザの山のてっぺんは、いつかまた氷河に覆われてしまうのだろうか。
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