かつて第一次世界大戦の帰還兵のための公共事業として造られたというが、今はヴィクトリア州でも有数の観光スポットとなっている。
海沿いには、所々に砂のビーチを挟みつつ、岩の崖が延々と続く。
海に面した崖は海食崖と呼ばれ、波の当たる部分、つまり海水面の高さ付近が凹んでいることがよくある。
このノッチと呼ばれる凹みは、長い間その部分に波が繰り返しぶつかり、徐々に岩が削られてきたことの結果だ。
崖の岩は、石灰岩(サンゴ礁起源と思われる)や砂岩、泥岩などがほぼ水平に、交互に積み重なってできている。
コンクリートのようにガチガチでもなく、比較的削られやすい。
この日は波も穏やかだったが、サーフィンのメッカともいわれるこの場所では、それなりに強い波がそこそこの頻度でやってくるのだろう。
すると、崖が削られる速さもそれほど遅くもないのかもしれない。
たとえば100年後には、海岸の岩が何メートルか削られ、海岸線が変わっているのかも。
地形の変化は、それだけ急速だったり、もっと緩やかだったり、予測は難しいものなのだが。
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